2010年1月アーカイブ

1/30 前回のブログでご紹介したお客様が、見学を兼ねて商品を引取りに来て下さいました。

この日は午前中、別のお客様のところへ打ち合わせに伺っていました。

前日完成した商品の写真を撮ったのですが、もう少し撮っておきたかったので、帰って直ぐに撮影。

お客さまをお迎えした際の商品は、その状態になってしまいました(汗)。

しかし、この状態が幸いでした。

お客様は商品を見るなり、「私も写真撮ろうか」と言いながら

かなり気に入って頂いた様子。お顔に出てました。

息子さんの運転でお見えになったのですが、きっと到着するまで

「どんなのだろう?」と期待を膨らませてこられたことでしょう。

私も、「きっとこの細工や形は気に入っていただけるだろう」

    「ここはこうしておいた方が使い勝手はいいよな」

と思って造っただけに、お互いのワクワクが共有できた瞬間でもありました。

   

IMG_3118_10001.jpg☆机

    材:ケヤキ

  サイズ:W900×D520×H710

  仕上げ:植物オイル
 
 
☆椅子
 
  材:ケヤキ
 
  サイズ:W505×D495×SH430
      
  仕上げ:植物オイル
 

 

 

desk100130_590-9540001.jpg

desk&chair100130_590-9550001.jpg 

きっと大切にお使い頂けることと思います。

ありがとうございました。

 

 

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少し間が空いてしまいました。

いろんな事が重なるとどうしてもこうなってしまいますが、少しでも空白日を埋めるように今年はしたいものです。

 

年明け早々、テーブルと椅子のセットの注文を頂きました。

趣味の書や裁縫をするのに使う机が欲しいと探しておられた様です。

丁度、子供で言えば学習机の様な、天板の下に薄い抽斗が2つついたテーブルと椅子のセットです。

昨年、ある商品をご購入頂き、作風を気に入って頂いた様です。

 

お客様:「他のお店を見てきたんだけど、欲しいというのが無くって。あなたに頼むから・・・

      個性的なものが欲しい。少々、見積より高くなっても構わないから。」

 

昨年末に見積をお出ししておいたのですが、他で見られたものより安かったのでしょうか。

電話でしたが、話が盛り上がり最後には

 

お客様:「あなた達のような職人さんを、私達が育てないといけないのよね。」

 

何とも嬉しいお言葉です。

 

いろんなご要望を加味し、椅子に座って筆を走らせる姿を想像しながら、デザインなど考えました。

ワクワクしながら使っていただけることは重要な事です。

 

 

塗装も終わり、もう直ぐ完成です。

 

IMG_3031_10001.jpg

今回は、見学も兼ねて引取りに来ていただけます。

ありがとうございます。楽しみにお待ち下さい。

 

 

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ここ数日はお天気も良く、先日の雪が一気に融けています。

しかし、明け方の冷え込みは厳しく・・・、一昨日は直ぐ近くの道路沿いに設置されている温度計が

-11℃ を記録。寒~い!

 

その冷え込みで前日降った雪が・・・

雪の羽毛

まるで羽毛の様です。

このような状態は、初めて見ます。思わず撮ってしまいました。

そして田んぼには、キラキラとダイヤモンドが・・・

雪のダイヤモンド

落ちていたらいいんですが・・・

 

しかしながら、この冷え込みで賑わうところもあります。

お向かいの小学校です。

川上小学校 天然リンクのスケート教室

子供達も大喜びでしょう。

 

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本当に良く降りました(雪のこと)。

今冬の予報では暖冬であったのですが、ふたをあけると北半球は大寒波とか。

昨日、新潟・大湯温泉のかいりさん からは、「もうすぐ3mです」とコメントをいただき、

同じく 新潟・フェルエッグさんのブログ の記事は、「お店が埋まった・・・」とあり

新潟は想像を絶する降雪だったようで、ここはそれに比べると・・・

そして、本日は久々の快晴でありました。

本日は快晴なり

青い空と白い雪のコントラストが美しい朝でした。(玄関の屋根の上の雪と空)

 

昨年末の最後の仕事は、古箪笥の修理でした。

数ヶ月前に、自宅を改築されるお客様から

「古い箪笥があるんだけど、綺麗になるかな。家を直すので処分しようかと思ったけど・・・」

と 相談を受け、一度拝見する事に。

 

古箪笥 before

「だいぶ、汚れてるな・・・」と思いながら正面の戸や抽斗(ひきだし)の鏡板をよく見ると

杢板が使ってあります。外して裏側を見てビックリ。

ケヤキの玉杢です。

ケヤキの玉杢  天然(官材)ケヤキの玉杢 

木仙人:「これはスゴイ板が使ってあります。ケヤキの玉杢です。」

お客様:「捨てようかと思ってたんです。見てもらって良かった。」

木仙人:「今から捨てに行って下さい。直ぐに私が拾いに行きますから(笑)」

即、修理に決定。(もう一棹あるのですが、そちらは改めて)

 

そして昨年末の最後の仕事になりました。

側面や内部もかなり汚れていました。(ここは、お客様の手前写真の記載は控えます)

鏡板以外はヒノキが使ってあり、側面や天板など幅の広い一枚の板で組上げられていました。

おそらく地元の良材で作られた箪笥なのでしょう。

天板と内部の板は汚れや割れがひどいので、取り替えることにしました。

但し、同じように板を組むと、昨今の気密性の高い空調の効いた室内では

板のソリや割れが必ず起こります。

板の縮みを想定した組立が必要です。

天板のはり直し幅の狭い板を重ねる様に並べます。

合わせ目はそれぞれ厚みの半分を削り

重ね合わせます。

計算上では、ひどく乾燥が進んだ場合でも

2mmまでの隙間で収まるはず。

内部の棚板も同様に修理。

 

 

 

塗装は、玉杢を強調する様な仕上げを選びました。

では、after ご覧下さい。

 

 

after 修理後

(ガラスに撮影している私が映ってしまいました(汗))

 

この仕上がりはお客様も想定外だった様で、大層お喜びいただきました。

詳しいお話を聴くと、ご主人のお母様が嫁入りの際に持ってこられたもので

大切にされていたそうです。

丁度、納品の際、ご主人のお姉さまが帰省されておられ

「懐かしいね」とおっしゃた言葉が印象的でした。

 

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MTOSの新しいホームページを作成中ですが

古箪笥の修理・再生 もコンテンツの一つに加えています。

皆さんの日頃のコメントのおかげもあり

yahoo!、Google とも、「古箪笥」のキーワードでトップページに出るようになりました。

本当にありがとうございます。

コンテンツの内容を早急に充実させ、受注に繋がるよう頑張りたいと思います。

皆様、今後ともよろしくお願いします。

 

MTOSの新しいホームページは

http://boku1000nin.com

です。

このブログにリンク頂いている皆様のHPにリンクさせていただいております。

 

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1/9 地域の左義長(どんと焼き)がありました。

子供会が中心になって、正式には何と呼ぶのかわからないのですが

写真の様なものを作り、門松やしめ縄、古いお札などを一緒に焼きます。

 

2010左義長 いよいよ点火 

毎年、小さくしようと言いながら、今年は私が参加するようになって

最大のものになってしまいました(笑)

子供達が、ワラに火をつけ点火です。

2010左義長 勢いよく上がる煙 その2 2010左義長 勢いよく上がる煙

 

 さすが桧の枝が多いので煙がスゴイ。          煙の流れる方向に我家があります。邪気は祓われたか?

                                   

 

2010左義長 炎と煙を見守る地域の人たち   2009左義長 上がる炎

 

地域の人達が上がる炎と煙を見守ります。       恵方に倒した竹を手早く片付ける、子供会の親さん達。

                                  

 

振舞われた豚汁を皆でいただきながら、おきが出来るのを待ちます。

そして、できたおきの上に網を敷き餅を焼いて食べ、一年の無病息災を祈ります。

2010左義長 餅焼く風景 

 

餅焼きが終わると、火の番です。

小さな山になるまで子供会の親さん達で番をします。

合い間酒を飲みながら行うのですが、睡眠不足がたたり頭痛が・・・

番が終わった後、皆で慰労の意味を込めて飲み直しをするのですが

迷惑を掛けそうな状態になることは明らか。

何度も連絡いただいたのですが、参加せずに寝ました。

○○さん、○さん、スミマセンでした。

 

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以前記事にした(2009/11/17:古箪笥の修理再生) 箪笥二棹。

昨年のクリスマスの前に納品させて頂きました。

 

IMG_2638_10001.jpg左の写真は、修理前のもの。

3段積みの上部2段です。

もう一棹も良く似た作りのものです。

写真の箪笥は、正面も側面も桐材が

使ってありました。

もう一つの方は、正面は全て桐材が

貼ってありましたが、他は全て桧が

使われていました。

 

杉材が使われていることが多いのですが、やはり土地柄のようです。

良質の桧が手に入り易かったのではないかと思います。

 

 

古箪笥 裏板の割れ修理前の裏板の状態。

多くの箪笥は釘(木釘や鉄釘いろいろです)

で止めたモノが多いです。

板が乾燥により収縮すると、動きが取れない

ため、割れてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古箪笥 抽斗の底板の割れ 抽斗(ひきだし)の底板。

この場合も裏板と同じ原因で割れると

思われます。

また、釘打ちの際、下穴をあけずに釘を

打つとクラックが入り易く、このクラックが

大きな割れに成長する場合もあります。

 

 

 

修理で釘(主に竹釘)を使う際は、下穴をあけ割れを防ぎ、浸透性の接着剤を穴に入れてから

釘打ちします。少しでもクラックの成長を止めるためです。

 

裏板の割れの補修割れは切り取ってしまいます。

切取った幅より少し大きめの板を用意し

はめ込む板の接着面を木殺しといって

少し潰し、接着剤を塗りすばやくはめ込み

ます。(叩き込む感じです)

潰したところが圧接される訳です。

 

 

 

古箪笥 割れの補修少し厚めの板をはめ込み、接着剤が乾いて

から、カンナで厚みを元の高さまで削り

ます。 

抽斗も同じです。

 

 

 

 

 

割れの補修が完了したら、外観を綺麗にします。

金具の状態が良い場合は、金具は外しません。

ご要望により、金具を全て交換することも可能です。

ただ、金具も箪笥の顔であるので想い入れがある箪笥の場合は

金具も活かしたいと考えています。

(錆などで朽ちかけたものは交換します)

金具交換を行わない分、修理代もお安くなります。

 

外観が綺麗になったところで塗装を行います。

金具を変えない、鉄釘が使ってあるなどの場合、水性塗料は使いません。

また長年の乾燥により、人間の肌と同じで潤いが失われています。

そこで植物オイルのクルミ油を使います。浸透性も高いのです。

クルミ油は、乾性油と言って乾燥の工程で酸化・重合により高分子となり丈夫な塗膜を形成します。

また、乾燥後の変色も少ないので仕上がりが美しいです。

ただ、古い箪笥の修理の場合、仕上がりをアンティークに(黒っぽく)というご要望が多いので

クルミ油にべんがらを(色調を合わせ)入念混ぜ合わせ、摺り込む様に塗り上げます。

少々、乾燥に時間はかかりますが、乾燥後の仕上がりは非常に美しいです。

 

 

クルミ油+べんがら今回は、色調は黒くなく初めて手元に届いた

時の様な色でということだったので

少しクリームがかた色調に合わせ塗り上げ

ました。

 

古箪笥 修理再生

上の写真の箪笥がこのようになりました。

上段の引き戸の部分は和紙が張ってあります。

この部分はおまかせだったので少々おとなしく。

色は白ですが、点に見えるところは貝を貼り、草むらに光る蛍をイメージしました。

 

古箪笥 修理再生

こちらは、「娘が嫁ぐ際に持たせようかな」と言って頂きました。

どちらも、これからも長く使っていただけるのだと思います。

ありがとうございました。

 

 

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あけまして おめでとうございます

旧年中のご厚情を深謝し、皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます

 

初日の出のエネルギーを浴びて

元旦の早朝、実家近くの淀川の堤防から

東の空の初日の出を狙ったのですが低層に厚い雲が・・・

しかしながら、日の出前の西の空には満月が輝き

太陽と月の間にいる不思議な時空を感じた気持ちの良い朝でした。

 

皆様、今年も宜しくお願いします。

 

 

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