8/21 急遽、前日に出張が決まり列車に揺られ・・・

最近の列車の旅では、もっぱら 寝る か 読書。
今回読んだ本

寺田寅彦は、明治・大正・昭和を生きた
物理学者で随筆家。夏目漱石と親交があり
「我輩は猫である」や「三四郎」の
登場人物のモデルになっているらしい。
大正末期から昭和初期に書かれた
随筆なのに、これってこの間のこと?・・・
この本は、東日本大震災後に彼の災害に関する
随筆を集め再編集されたもの。
日本は多くの自然災害を経験しなりたって来た事実。
しかし、何十年かのサイクルで同じ様に被害に遭う・・・
何故か?
それは、人間の忘れっぽさ・・・に起因すると。
「咽元過ぎれば・・・」「三日坊主・・・」
それらしい諺が沢山あるように、そういう生き物なのだ。
自然の脅威と文明の進歩がもたらす災害・・・
まさに今回の震災をいい当てたかのような当時の洞察。
改めて考えさせられる一冊でした。
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