◎尺八奏者からのご依頼
尺八奏者の方からご相談を受け、オリジナルの正座椅子を作らせていただきました。
これまでは適当な高さのものがなく、高さを調整するのにご苦労があったなどとお話いただきました。
座面の大きさや高さは、お客さまから直接聞き取りさせていただいた寸法で作りました。
横から見てわかるように、緩いカーブで後ろ側が少し高くなっています。
打合せでは、この形状については任せていただきました。
長時間座る場合、坐骨が椅子に強く当たると痛みを我慢できなくなります。
少しでも当たりを優しくする工夫が必要です。
どういう形が良いか。導き出した結論は、お尻を手で優しく支えるイメージでした。
「カーブがちょうど良い塩梅です」と椅子が届いた後、お客さまからお電話頂きました。
この正座椅子のもうひとつの特徴は、脚が折りたためることです。
脚を分割するものもありますが、大事な演奏会で部品がなくなってしまっては大変ですので
脚を分割することなく、できるだけコンパクトにを考えた結果こうなりました。
折り畳み式
☆尺八奏者の正座椅子(折り畳み式)
寸法
(脚伸ばし状態)
座の幅: (前)約162mm、(後)約200mm
座の奥行: 150mm
床から座面までの高さ: (前)約210mm、(後)約223mm
(脚折り畳み状態)
高さ: 約90mm
使用材:ケヤキ
仕上げ:拭き漆
*仕上げは変更できます。その場合、材料はケヤキ以外をおススメする場合があります。
*演奏中、お尻が浮き上がることがある方は別途ご相談です。脚が折れないようにストッパが必要です。
高齢者向けに正座椅子としてご注文いただいた実績もあります。